もういっこください!~盛岡の自転車乗りブログ~

 盛岡在住の管理人が、日々、自転車に乗ったコース紹介など、岩手県の自転車情報を中心につないでいきます。

2017年05月

 みなさま、こんにちは

 今回は、「このコースを走ったよ!」という話ではありません。
 「こんなコースを走ってみたい」という野望を垂れ流したいと思います。
 ただし、自分が住んでいる場所の都合上、主に盛岡・岩手からの出発ルートが中心になりますので悪しからず。

 さて、みなさま、野望はお持ちですか?

 ロングライドに慣れてくると、自分の到達できる距離がグングンと伸びていきますが、そんな時期にグーグルマップを見てみると、あら不思議。
 これまで、自転車でいけないと思っていたコースに楽々と手が届くのです。
 そうすると、自分のギリギリを試したくなるのが人の性。
 チャレンジしたいという野望が積乱雲のごとくムクムクと形成されるわけです。
 そんな自分の野望を取り留めもなく語ってみようというわけです。


◎野望その1「八幡平ヒルクライム」
 予想難易度★★★☆☆

 岩手の中で一番高い山は岩手山。
 ただ、舗装路がある最高地点は、おそらく「八幡平山頂」になるでしょう。
 岩手側からのルートは、アスピーテラインと樹海ラインと2つありますが、間違いなくどちらも地獄のような坂道であることが予想されます。
 できれば、盛岡から自走で行きたい。
 泊まりで行って温泉に入るのもいいな。
   走行距離:120km前後
   獲得標高:1,800m前後

◎野望その2「盛岡→弘前」
 予想難易度★★★★☆

 八幡平を登った次の段階として、もっと遠くに足を伸ばしてみたい。
 秋田市には別ルートで行く予定だし、ならば青森県に行ってみよう。
 風の噂で聞いた弘前美人を見に行きたいのです。
  走行距離:160km前後
  獲得標高:2,000m前後

◎野望その3「盛岡市⇔秋田市往復」
 予想難易度★★★★☆

 秋田市で、稲庭うどん食って、きりたんぽ食って帰りたいだけ。
 ただ、問題は、それを自走で行って日帰りしたいってことなんだよね。
 距離がかなり長いし、岩手・秋田間には山脈がある。
 これは、ヤバい。ポシャる可能性がある。
  走行距離:240km前後
  獲得標高:2,000m前後

◎野望その4「三陸ライド八戸→宮古」
 予想難易度★★★★★

 八戸から宮古に向かう道をひた走りたい。
 だが、沿岸ライドを決して舐めてはいけない。
 問題は、距離より沿岸特有のアップダウン。
 獲得標高は、かの有名な乗鞍岳と同等かそれ以上になるのだから。
  走行距離180km前後
  獲得標高2,800m前後

◎野望その5「ツールド三陸出場」
 予想難易度★★☆☆☆

 ツールド三陸のジャージがおしゃれなので、めっちゃほしい。
 無事に応募できたならば、写真を撮りながらマッタリと走りたいものです。
 どのコースにエントリーするかは、未定です。

いまのところ、大きな野望はこんな感じです。
実際に走ったらレポしていくのでよろしくです。

ではでは。

こんにちは

先日、蔵王ヒルクライムに出場した話(こちら)を書きましたが、実は、その3日前に、平日休みを取っていました。

(いろいろと計算すると、平日に休みを取るとしたらここしかねぇよな・・・ならばとるか!)「あ、明日休みまーす」といった感じで、サクッと。
 ここ数年の残業減らせ&休みを取れって風潮は本当にありがたいです。

 せっかくなので、友達に教えてもらったクライマー向けのコースを走ることにしました。
 本日のコースは以下のとおりです。
 


 詳しく見たい方はこちらからどうぞ

 このコースを職場の飲み会風に説明すると
 ① まず、一次会でいきなり先輩に説教されるヤツ最大斜度20%超「岩山」でゴリゴリ精神を削られ、
 ② 次は、上米内を通って、二次会だよ~!若手イッキしろや!盛り上げろや!とばかりに獲得標高600m「天峰山」が待っています。
 ③ 「もう、帰りたい・・・」となっても、玉山経由の三次会〆のラーメン特盛獲得標高800m超「春子谷地から網張」を食べ終わるまで帰れないよ?
 となっております。
 うわ・・・自分で書いといてなんだけど、この例えはダメだ。書いてるだけで嫌になる。思いつきでこんなこと書いてごめんなさい。

 もっと正しい例として、ディズニーランドで例えると、
 スプラッシュマウンテン乗って、スペースマウンテン乗って、プーさんのハニーハントやる位面白いです。
 これならオッケーだ。自転車未経験者ですら行きたくなるナイスセンテンス。

 誤解のないように言っておくと、本当に楽しいコースだからね?本当だよ?


 当日は、のんびりしてたら出発が遅れ、9:00頃に出発しました。
 とりあえず、国道4号に出て、まったり北上します。ただし、心を徐々に引き締めなければいけません。
 すぐに、盛岡屈指の激坂である岩山を登らなければいけないのだから。

 岩山は、登り始めが一番キツイので、最初から潔くギアをインナーローに落とし、序盤を乗り切ります。
 序盤さえ過ぎれば、残りの斜度は何故か緩く感じるものです。辺りを見回しながらゆっくりと登りました。

 無事に登頂成功。

 展望台からの景色も、朝見ると、より清涼に感じるのは不思議なものです。
 
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 さぁ、お次は、展望台を下り、山岸方面に降りていきます。

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 山岸の川のセセラギを聞きながら、上米内方面に進んでいきます。

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 途中で盛岡三大湧水スポット「伊勢清水」があるので、しばし立ち止まって、給水&撮影。

 ここでは、一般市民が、結構な頻度で普段使う水を汲んでいます。
 チョロチョロ出てくる水を、ポリタンク3~4個汲む人もいるので、順番待つこともありますが、根気よく待ちましょう。

 かくいう自分も、先客のおっちゃんが汲み終わるのを待ってから汲みました。
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水が落ちる音をしばらく聴いていると、自分の周りだけ、異空間であるかのような錯覚をするのは僕だけでしょうか?

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 その後も、雰囲気の良い橋を見つけてはパシャリ。

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 たんぽぽを見つけては、パシャリと、マッタリとした空気を楽しみます。
 ソロライドは、こういったマイペースでも誰にも迷惑をかけない気楽さが魅力ですね。

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 そんなこんなでユッタリ走って、二つ目の登りである天峰山ヒルクライムのスタート地点までやってきました。
 天峰山は、登り始めのT字路から、距離10kmで標高差580mほど登る平均斜度6%ほどの坂で、急な斜度の変化もないので、登り練習にちょうど良いボリュームの坂です。
 坂の雰囲気は蔵王ヒルクライムのコースを半分にしてやや緩くした感じなので、ここを二本登れば、おおむね蔵王ヒルクライム位の獲得標高になります。

 こちらも、ペダルをクルクル回しながら、時々撮影しながら、まったりと登りを楽しみます。

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 天峰山方面に行くには、↓の分岐を左折するのです。
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 天峰山方面に向かう道中も景色が素晴らしい。

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 頂上到着。
 天峰山からの眺めは、心が洗われますなぁ。

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 今日の岩手山は、笠をかぶっていますね。

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 撮影もひと段落したところで、玉山方面にダウンヒルです。
 こんな感じのつづら折りを降りていきます。
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 ダウンヒル中に見えた岩手山

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 まだ、桜が咲いておる。しぶといな。

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 ダウンヒルがほぼ終わり、あっという間に岩手山が近くに来ていてビビる。

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 玉山方面の途中のお寺には、こんな大きい杉もありました。
 樹齢どのくらいだろ。

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 下り基調の道をノンビリ走って、玉山支所前食堂に到着。(12:30頃)
 おなかすいた~!

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 ここは、ホルモン鍋が有名な食堂で、持ち帰りもできます。
 地元人ならだいたい知っている。
 盛岡・玉山民でここを知らないヤツは、モグリです。


 お昼時間だったので、待ち時間があったけど、みんな鍋を食べている割に待ち時間は短かくてよかったです。

 ホルモン鍋以外にもメニューはあります。そのうちホルモン鍋以外のメニューにも手を出したい。

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 注文は、ホルモン鍋とご飯大盛。
 ↓こんな感じで出てきたのが、
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 ↓こうなります

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 匂いからして、明らかにうまいことが約束されているヤツだこれ。
 だって、鍋が煮立ってから、ヨダレが止まらないもん。

 口に運ぶと、にんにくをしっかり効かせた調味料とホルモン・キャベツから出てくる出汁が完璧な調和を見せており、ハシが止まらない。ご飯が進みすぎる。

 「あ、ご飯大盛追加でお願いします!」

 そして、あっという間に間食。
 出汁が残ってしまったので、欲を言えばもう一杯ご飯が欲しかったです。

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 お店で会計をしてと・・・え?ご飯大盛2杯食ってるのに料金安すぎるんだけど?
 なんで1,000円ちょっとで済むんだよwww
 こんなん、また来るしかないわ!

 そんなこんなで、ドカ食いした重たいお腹を抱えての、ライド再開。
 おなかオモタイ・・・でも悔いはない。ほんの一片たりとも。

 そこから先は、滝沢別れ方面に向かい、滝沢別れでは馬返し方面に舵を切ります。

 そこから、緩やかに登りが続きます。3%位の坂がユルユルと。
 おなかにバラスト抱えているせいか足がやたらと重いです。
 それでもギアを軽くして足をクルクル回し、坂をコツコツ上っていきます。
 フロント・リアともに乙女ギアをつけているのは、このような時のためなのです。

 そして、眼前に広がる絶景。
 岩手山 近っ!

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 その後も、アハ体験動画のごとく斜度が地味に上がっていく坂に騙されながらも、なんとか登っていきます。

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 春子谷地に到着。
 風が気持ちいいです。

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 その後もユルユルと登り続け。
 写真を撮っていたら、牛が寄ってきたりして。

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 網張手前まで来たところで、松ぼっくり方面に降りていきます。

 え?ルートラボでは網張に登ってるだろって?
 気のせいです。いいですか?気のせいなのです。

 まあ、正直に言うと、岩山・天峰山と春子谷地までの登りで足が思ったより消耗しており、ヒヨリました。
 いつかリベンジします。

 松ぼっくり方面に下る道は、まっすぐなダウンヒルで、路面も良いので、スピードが出すぎてしまいます。
 50km/hを超えての自転車事故はシャレにならないので、ちょこちょこスピードを落として進みます。


 松ぼっくり到着。(14:30頃)

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 松ぼっくりは、岩手県内でも屈指の人気を誇るジェラートを出すお店で、雫石に来てこれを食べてないとか盛岡の人に話したら、可哀想な目で見られること請け合いの大定番なのです。
 また、味の種類も常に10種類以上を置いており、季節ごとに新商品を出すものだから、リピーター率がすごいんです。

 その証拠が、下の写真。
 駐車場は満車です。平日昼間なのに。平日昼間なのに!

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 僕も、店内で、ジェラートを買います。
 春なので、「サクラ」と「イチゴ」味のダブルにしました。

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 外にテラスと椅子があるので、腰かけてそこで食べます。
 他の牧場系ジェラートと比べると、サッパリとした味わいです。
 サクラ・イチゴともに主張しすぎず、でもミルクの味わいと良いバランスを保っています。
 自転車に長時間乗った後だから、サッパリした感じがうれしい。
 先ほど食べたホルモン鍋のズッシリ感が中和されていくようです。

 そこから先は、国道45号をまたいで、雫石商店街を抜けて、御所湖まで至ります。

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 ここまで来ると、ライドも終盤です。
 そこから先は、知った道。
 終わりが見えると足も軽くなるというものです。

 こうして、無事に盛岡まで戻ってきました。

 今回のルートは、今後紹介しようと思っていた盛岡・雫石周辺の魅力を、ほぼ100kmというキリの良い距離で体験できるかなり優れたルートだと思っています。
 岩手山に徐々に近づくところもGOODです。
 ただ、獲得標高が1,700m付近と結構あるので、ある程度登れる人でないと厳しいことはネックかもしれません。
 もう少し改良して、「ワンイチ」「ビワイチ」「ナンボウイチ」とかの1周ルートみたいに「モリシズイチ」とか呼ばせたいと、ひそかに思っているところです。

 もし、県外の方が、盛岡で100kmガッツリ走りたい場合は、このコースはオススメですよ!

 今後、もっとユルいルートも作っていく予定ですのでよろしくお願いします。

 ではでは。

 【今回のリザルト】
 距離:102km
 走行時間:5時間23分
 経過時間:6時間40分位
 獲得標高:1,702m
 平均スピード:18.9km
 消費カロリー:2,299kcal

どうも、最近気温が上がってきて、自転車日和ですね。いや5月にしてはちょっと暑すぎません?

 今回は、タイトルにある通り、先日(5/21)に開催された蔵王ヒルクライム・エコ2017に出場した話です。

 まず、なぜ出場することにしたかというと、話は簡単で、弟に誘われたからです。
 (ちなみにこれまで大会と呼ばれるものに出場したことはありません)
 弟がヒルクライムの大会に出るらしいと聞いた時点で、脳内では脊髄反射で出場に結びつき、結果的に誘われて出場決定まで5秒、エントリーまで5分という好タイムを大会前にたたき出しました。大会運営さん、この結果をリザルトに反映していただけないでしょうか?

 まあ、即決したのは、東京での一つの大きなチャレンジも終わったところで、新しいチャレンジをしてみたかったというのもあります。 (機会があれば、その東京在住時代のチャレンジ(キャノンボール挑戦記)も書きたいと思います。)
 あと、自分はヒルクライムは好きですが、タイムを計ったことがなかったので、速くはないのですが、同年代の中でどの程度の位置にいるのか確認してみたかったんです。

 ただ、そんなことを言いながら、この大会に出場することにしたことを言い訳にしてがきっかけで、ホイールとコンポを総とっかえしています。(その時の話はこちらの記事に書いています。どうぞ。)
大会に出ることが決まると急にアップグレードがしたくなるのです。

 ちなみに、追加購入した装備は、それだけではありません。
 実はサドルバッグも軽いものを追加購入していました。
 これまで使っていたのが、「ORTLIEB(オルトリーブ)サドルバッグ M スレート」で、新しく購入したのが「ORTLIEB(オルトリーブ)サドルバッグ マイクロ スレート」です。
 その重量差はカタログスペック比で314g!なかなかどうして侮れません。サドルバッグの中身も最低限に抑えたので、500gは違うはず!これは勝てる!と思っていました(後に、その考えすら甘いことを思い知ります)


 といったことで、初めての蔵王ヒルクライムですが、まず、誘ってきた当人の弟から連絡が入ります。
「仕事の予定が入っていけなくなったわ~、ハッハッハ」とのこと。
 これにより、普段そんなに自転車乗らない弟とペースを合わせて走ることで「ヒルクラモガキ地獄」を見ずに済むルートがなくなります。
退路を断たれてしまいました。地獄を見るしかありません。

 大会前日は、自動車に必要なものを積み込んで、蔵王までドライブです。
 そして、スタート地点まで車で10分地点にある蔵王の「プチペンションコスモス」さんに宿泊しました。
 通りすがりのコンビニで忘れずに朝ごはんとサラダチキンを購入し、ジャージにゼッケンをつけて、前日のうちに準備をすませておきます。
 コスモスさんは、夕飯なしのプランにしたのでサービスは必要最小限でしたが、小さな温泉付きで、料金が格安、大会会場に非常に近いということで個人的には大満足です。


 そんなこんなで大会当日、晴天でほぼ無風。いいコンディションです。
 山頂に運搬してもらう荷物を預けてから、早めに会場に行ったのですが既に多くのローディーが待っていました。

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 みんな速そうに見える ((((;´・ω・`)))ガクガクブルブル
 きっと、出場者には「登坂の鬼」「変態クライマー」しかおらず、僕はなすすべもなく蹂躙されるんだろうという想像が止まりません。
 辺りのホイールはデュラエースどころではありません。右を見ればレーゼロ、左を見ればシャマルウルトラ、あ、エンヴィまでいる!ヤバい!
 この人達とレースをすることへの恐怖と、この車体にぶつけた時の弁償費用がいかほどかと計算が頭の中を駆け巡ります。

 そして、ここで気が付いたのですが、みんなサドルバッグつけてない!あ、ライトもつけてない!そらそうか、ヒルクライムするなら軽量化しなきゃいけないよね!!
 間抜けな僕は、サドルバッグを軽量化したことに満足して、手押しポンプと3つのボトルホルダーをつけてきているし、バックポケットの財布の中には小銭がジャラジャラしています。甘すぎる・・・
 まあよし、これも勉強と心を落ち着かせます。


 今回の蔵王ヒルクライムについて、簡単に説明すると、蔵王エコーラインを宮城側から登り、終盤は蔵王ハイラインを駆け上がるコースになっています。
 距離は18.7km 獲得標高は1,334m 平均斜度は7.1%で、急な斜度の変化はないものの、下りはほぼなく、登り続けるキツさをお腹いっぱい味わえます。

 ちなみに、僕はロードレーサー男子Cクラス(30代男子の部)で出場しており、ゼッケンの一桁目は「3」です。
 40代の部は一桁目が「4」です。
 つまり、ゼッケンの一桁目でおおむね年代が分かる仕組みとなっています。
 ちなみに最高齢の参加者は83歳だそうです。80超えてヒルクライムの大会に出場とは、明らかに僕の想像を超えていました。人間の可能性ってすごいです。

 そして、開会式も無事終わり、スタート地点前まで移動します。

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 ローディーがこれだけ並ぶと、それだけで異様なプレッシャーが辺りに漂います。

 事故防止のため、部門ごとに間隔を3分前後おいてのスタート。
 でも、計測開始は、スタート地点のマットになるので、焦らなくて大丈夫とのこと。

 スタートのカウントダウンが始まると心臓がうるさくて仕方ありません。僕もいっちょまえに緊張なんぞをしているのです。

 スタートの合図があると、先頭を取っている人たちが、異様なスピードで坂を登っていきます。
 斜度10%近い坂を20km/hオーバーで駆け上がっていきます。
 あぁ、これが世に言う「登坂の鬼」なんだなぁと思い、他人事のように眺めていましたが、そんな人を見ていると、近くにいる僕も、自然とペースが上がっていて、気が付けば1km地点ですでに心拍は180bpsを超え、酸素は圧倒的に足りません。
 「自分のペースを守ろう」って大会前に決めていたのにこのざまです。
 そこから先は、行ったっきり帰ってこない心拍数を宥めすかしながら、それでも一定のケイデンスを意識しながらクランクを回し続けます。
 そんなことをしている間にも、3分遅れでスタートしたはずの40代の方々が軽々と僕を抜き去っていきます。

 5kmほど行くと、周りを見る余裕ができます。開けた視界に山々と新緑が映えて本当に景色がいいです。
 思わず、立ち止まってパチリ。
 仕方ないんです。ヒルクライム当日の風景は、今日しか撮影できないんだから。
 ついでに心拍も落ち着けます。
 
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 結局、最終的に一番きつかったのは、最初の5kmです。
 ここは斜度が10%前後の区間で、序盤に調子に乗った初心者の心臓を殺すために設計された区間としか思えませんでした。

 そこから先は、斜度が5~8%の坂がユルユルと続きますが、無理にギアを上げず、クルクルとペダルを回し続け、10km地点に到着。

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 この辺を超えるともう一度斜度がきつくなります。

 再びキツイ区間が3kmばかり続くのですが、その区間に後ろから変わった男がやってきました。

 車体がママチャリ(カゴ付き)!
 下に目をやると変速機は一切ナシ!!
 ペダルはもちろんフラペ
 そして、何やらコスプレ(トナカイ?)してる

 しかも、後ろからやってきたということは、自分より確実に早いということ。

 「ん?ん!?え!!?嘘だろ!!」って、三度見をした後でつい声が出てしまいます。
 周りの選手たちと、二度見してる最中に目が合いました。
 「あり得ないよね!」って二人で話をしてしまいます。

 世の中に変態ライダーは数あれど、これほどずば抜けた変態っぷりは滅多にお目にかかれません。
 負けました。脱帽です。

 大会規定にもママチャリの出走を許可する項目がありました。もしかして毎回こんな変態がいるのか?
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 その方とは、1kmほど一緒のペースで走っていましたが、あれよあれよという間に差をつけられ、ついには見えなくなってしまいました。悔しい。

 そこから先も一定のケイデンスを意識して少しずつ距離を稼ぎます。
 13kmを超えたあたりで、風が涼しくなり、残雪が見え始めます。
 これまた景色がいい。
 やはり立ち止まってパシャリ。

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 残雪が見える道を走るのって贅沢だね。

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 そして、残雪が見え始めるということは、そろそろゴールが近いということでもあります。
 あたりは、森林限界を突破したのか、草の背丈が短くなり岩肌が見える高山の風景です。

 16km地点が普段は料金所になっており、自転車で料金所より先の蔵王ハイラインに入れるのは一年でもこの日だけだとか。非常に貴重な体験をさせてもらいました。

 残り1kmを切ると、自然とペースが上がってきて、最終的には近くの人とスプリント勝負!
 ギリギリで負けてしまいましたが、相手のゼッケンは一桁目が「1」です。
 つまり、僕が3分勝っているのだ!と誇らしげに言いながら負け犬の僕は地に伏したのでした。

 山頂で自分の荷物を受け取り、大会スタッフからバナナと飲み物をもらって口に入れます。
 生き返る~!
 あと、昨日買ったサラダチキンをバックパックから取り出して貪り食います。
 最近は、リカバリのために運動後はすぐ炭水化物とタンパク質を取るようにしています。

 落ち着いたところで撮影タイム。
 山頂の風景を楽しみ尽くします。

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 絶景!
 そして、いろんな人とお話もできてとても面白かったです。

 山頂でのんびりした後は、ダウンヒルです。
 先導車に従い、ゆっくり降りていきます。
 ダウンヒルも気持ちいいね。木漏れ日が気持ちいいです。

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 そうして、大会は無事完走できました。
 が、実は、大会運営組織によると、計測機械のトラブルがあり、正確なタイムが計測できておらず、現在、カメラ映像を見ながら、タイムを確認している最中とのこと、ゴールした876名中の210名は正確なタイムが分からないようです。僕のタイムはアバウトで構いません。運営の皆様、地道な作業ですがよろしくお願いします。 

 ちなみに、自分のサイコンで見るとタイムは1時間27分前後のようです。
 うん、中途半端で速いのか遅いのか結局わかりません。
 昨年のリザルトで比較すると30代男子では中の上くらい?な感じです。

 終盤はやや力を残してしまったので、ペース配分考えればもっとタイム伸びるかもしれません。


 大会も無事終わったので、遠刈田温泉の中心にある公衆浴場「神の湯」に入らせていただきました。

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 利用料は、大人330円と良心的です。
 中は木造のレトロな感じ、シャンプーや石鹸はおいていないので、使うなら自前で用意が必要です。

 まずは、しょっぱくなった体をお湯で流して、と。
 さあ、疲れ切った体を癒すために浴槽に入ります。
 「ぬるめ」と書いた浴槽と「熱い」と書いた浴槽があり、「ぬるめ」に入りました。
 ぐあ~~~!癒される~~!
 というか、この浴槽「ぬるめ」って書いてるのにずいぶん熱い。江戸っ子かよ。

 と、そうやってサッパリとしたところで、帰路につきました。
 盛岡まで車で3時間。
 蔵王は、意外と土日に来れないこともない距離感だとわかりました。素敵です。

 また来ようかな。


 蔵王ヒルクライムに出場しての感想ですが、
 最初はロングライドばっかりしてる自分がタイムを計る意味があるのか実はやや疑問でしたが、でも、最終的には知らない土地で知らない人と同じ思いで同じ道を走ることが、とても良い思い出になりました。
 今後も、自転車系のイベントには積極的に参加したいと思います。

 だれか、東北でブルべとか開催してくれないかなぁ。

 【追記】
 大会結果が正式に発表されました。
 自分のタイムはスタート・フィニッシュともに計測されており、1時間27分位で、30代の部では中の上くらいとなっていました。

前回の記事に引き続き、ホイールとコンポをアップグレードした話です。

 他のブログ等でも散々紹介されていることですが、実際に走ってみて、使い心地がどう変化したのか自分なりに説明します。
 もし、他のブログでこういった見たことがなくて、ホイールなりコンポのアップグレードを考えている方がいればご参考にどうぞ。


 まず、コンポですが、sora→105へのアップグレードで、シフトチェンジとブレーキで確実に変化を感じました。
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【ブレーキ】
 soraでは、ギュッと握らなければかかりにくく、あるポイントから急に制動力が強くなるピーキーなブレーキでした。
 これが105になると軽く指を添えるだけで制動力がかかり始め、握りを強めるにつれて徐々に制動力が増してくるので、ダウンヒルでも安心です。また、強く握らなくてもかなりの制動力があります。
 
【シフトチェンジ】
 soraの音が「カチッ・・・ガッシャン」なら、105の音は「カチ、コン」って感じです。反応が格段に良くなっていることと、シフトがより正確に切り替わり、無駄な動きがないのが音でも実感できます。
 なお、リアが9速→11速にレベルアップなっていますが、こちらは、自分が大雑把なシフトチェンジしかしないため、今のところ実感できていません。2~3段飛ばしでリア変速を使ってしまうのです。本当にもったいない。

 上記のブレーキとシフトチェンジは、乗り始めてすぐには大きな影響はありませんが、ロングライドで100km以上走る場合、確実に疲れにくくなるものと思います。
 地味ながら、確実に変わった感じがします。でも、言ってしまえばその程度しか変わっていないとも言えます。


 そして、ホイールですが、syncros(鉄下駄)→Dura-Ace 9100 C24へのアップグレードです。
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 実走した感想を一言でいうと、「歩く歩道」または「別の乗り物」って感じです。
 平坦をこれまでの25km/h巡行のつもりでこぐと35km/h出ます。
 乗り心地は、これまでのホイールより柔らかく、こぎだしてから30km/hに乗るまでが異様に早いです。
 初めて乗った時の僕の状態は、あまりの変化に脳の処理が追い付かず、混乱して、しかるのちに半狂乱になり、終始大爆笑しながら40km/hオーバーで巡行していました。
 多分、長く鉄下駄に乗り続けてきたローディーはみんな同じ反応をすると思います。

 ヒルクライムの場合は、これまで8~10km/hほどでなんとか乗り越えていた坂(しかもペダリングがグチャグチャになっていた)が、12km/h平均で足を力を込めたら確実にが上がるし、キツイながらもキレイに足が回せる感じになりました。
 正直、ホイール買ったことないけど新車買いたいとか言っている人は、ホイールをアップグレードするところから始めたほうがいいと思いますよ。

 ちなみに、弟はいきなりキシリウムプロエグザリットを買ったとのこと。
 おい!ワンステップで自分のホイールの上を行くんじゃないよ!
 確実に兄の一つ上を行っている感がやっぱり許せません。
 後で、スポークをポッキーと交換しておきます。

こんにちは、もしくはこんばんは

 今回は、端的にいうと、
 ホイール交換:syncross(スコットの鉄下駄)→Dura-Ace 9100 C24
 フルコンポ交換:シマノsora→シマノ105
 をしたお話です。

 実走した感想は別途記載します。
 特にコンポは通販で買って自分で交換したので、手間とかコストパフォーマンスとかはどうなのかというお話をば。
 作業工程については記載していないので悪しからず。


 さて、夏至が近づき、日が長くなって来た昨今、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
 ここ最近は気温が上がり、自転車日和が増えてきて、ライドに出かけることも多くなりました。
 非常に喜ばしいことです。

 そうやって楽しいライドを繰り返していても、正直、十分に満足できるものですが、ライドに慣れてくると、徐々に物欲が湧いてきて、財布へのダメージはそれに応じて大きくなっていくものです。

 一通りの装備を揃えたローディーが、愛機の性能に不満を持つようになり、次に欲しくなるもの(もしくは、ロード仲間が耳元で繰り返し「買えよ・・・」とささやくもの)の代表が「ホイール」だと思います。

 なぜかって、他のパーツより変えた時の衝撃が大きい(らしい)からです。 
 僕は、ロードを買って3年間ですが、これまでは、 「シャマルウルトラが欲しくなってきたでしょ?」とか「ライトウェイト買わないの?」とかいう仲間からのホイール沼への誘惑を、「僕はレースに出るわけではない・・・マーラよ去れ・・・マーラよ去れ・・・」と心の中でつぶやくことで耐えてきました。

 それに、これまでも、いわゆる「鉄下駄」で東京→大阪キャノンボール540kmや乗鞍岳ヒルクライム2,700mUPを走りきったこともあり、あんまり必要ないんじゃないかなぁと素直にそう思っていたからです。

(「鉄下駄」とは、一般的に初期の完成車についているホイールを指し、売価を抑えるため、非常に安価で重量があることからそう呼ばれます。)

 が、この度、ひょんなことから、ヒルクライムのレースに出場することとなりました。
 そうなると、これまで使っていた言い訳が裏目にでます
 「そうだよ、僕はレースに出るんだ!ならアップグレードしても問題ないし!」という思考にたどり着き、お財布の紐がはち切れて飛んで行ってしまいました。

 「中途半端に良いホイールを買うと性能に満足できず、どうせ買いなおしてしまう」というお題目を唱えながら、これまで抑圧してきた欲望を解放するかのように、アルミのハイエンドホイールの情報をネットでひたすら漁ります。
 そして、出場を決めた3日後には、もう「Dura-Ace 9100 C24」しかないと心が固まっていました。
 他のハイエンドアルミホイールと比べ、柔らかくロングライド向けだったことが決め手です。

 そこまで決まって、次の課題は変速機でした。
 お目当てのホイールはリア11-10速対応なので、リア9速のsoraでは装着できないのです。
 「ええい!コンポも交換じゃ!総とっかえじゃ!」とテンションが上がってしまい、自転車屋を回ります。

 自転車屋で見てみると、デュラホイール15~16万円、105フルコンポ6万円+工賃1~2万円といったところでした。 合計23万円前後。
やっぱり高い・・・ホイールとコンポを合わせると新車が買える・・・しかも105完成車フルカーボンで買える・・・店での整備は1週間近くかかるだろうけど自分でやれば1日で終わるだろ・・・フムフム・・・

 と来て、次に僕が飛びついたのは自転車通販サイト「Wiggle」です。
 調べてみると「Wiggle」は本当に安い、意味が分からないくらい安い。
 デュラホイールが10万円弱、105フルコンポで50,000円ほど8万円位の差額が発生しています。

 なんと美味しい話でしょうか
 すぐに飛びつきたくなるところですが、通販サイトにはデメリットもあります。
 それは、自転車屋に付替作業をお願いできないこと、更にその後の整備もなかなか頼みづらいということです。
 自転車屋としても、自転車やパーツを売ってコツコツと生計を立てているところに、「パーツは買っちゃったから、整備だけお願いしますわwww あ、整備代は安くしといてね!」とかいう輩が増えては困る訳です。
 そして、整備素人にとって、実は、お店を使えないことが思っている以上にツライ!
 素人が説明書を見ながらなんとかパーツを交換して、よしできたぞ!となっても思ったとおりに動かないなんてことはザラにあるからです。(結果的に僕がそうでした)

 事前に、通販で買うとお店に頼めない・頼みづらいのは知っていましたが、その時の僕は「まぁ何とかなるっしょ!」と変な思い切りを見せて、wiggleで商品をポチッと注文したのです。

 コンポ交換の作業について、細かい説明は他のブログにお任せすることとして割愛しますが、結果的にかなり苦労しました。
 夜中まで作業するもBBが外れずに泣きながらお店にBB以外を外したフレームを持って行ったり、リアディレイラーの調整がうまできずにお店に土下座をせんばかりの勢いで泣きつき調整してもらったりと、通販サイトを使ったクセにたっぷりとお店のお世話になってしまいました。(もちろん整備代は支払いましたが・・・)
 お店の名前は、逆にお店にご迷惑になるであろうことから、公表しませんが、田沢湖より広く深い懐を持った自転車屋店員さんのおかげで、僕のコンポ交換作業が終了したことだけは、記しておきます。

 ちなみに、作業日は3日間仕事終わりの夜に作業をしまして、全作業時間は約12時間といったところです。
 ただ、不器用な僕が作業したからこそ、これだけの時間がかかっていますが、もっとロードバイクの構造をしっかりと理解した人であれば、4時間ほどで終わるそうです。

 かかったお金としては、
ホイール「Dura-Ace 9100 C24」(97,000円位)
ホイール関税5,000円位
コンポ「simano105 5800グループセット」(50,000円位)
タイヤ「Continental - Grand Prix 4000S」×2(8,000円位)
チューブ×2(1,300円位)
バーテープ「cinelli バーテープ フルオ リボン イエロー」(5,000円位)
 コンポ交換に必要だったものは、
「BIKE HANDシマノホローテック用TOOLBOX」(だいたい5,000円位)
グリス「シマノ デュラエースグリス」(800円位)
お店での整備調整 3,000円位
といったところです。

  総計で170,000円ほどでしょうか。

 全体を終えて、通販サイトの使用も良いことばかりではないなぁと痛感しました。

 今回は、たまたま近くの店員さんが優しかったので事なきを得ましたが、場合によっては、コンポ交換の途中で詰んでいたかもしれませんし、リアディレイラーの調子が悪いまま走っていたかもしれません。
 また、作業時間も思った以上にかかってしまいました。

 今回の僕の結論は、
 ① コンポ交換は、確実性・作業時間を考えれば、お店に頼むのが無難。
 ② でも、自分でコンポ交換をすれば自転車整備には確実に詳しくなれる。
 ③ そして、通販サイトはコストを大きく抑えられる。
 ④ でも、お店に頼れないのはかなりキツイ。

 以上を踏まえて、上手く通販サイトを使っていければいいと思います。

 次回は、実走してみてどうだったのかを書きます。
   
 ではでは

 【追記】
 実走してみた記事はこちらになります!

 岩手在住の皆様はご存知のとおり、岩手は山の多い県です。
 それは盛岡も例外ではなく、東西を複数の山に囲まれたわずかな盆地に、街ができています。

 その盛岡の山の多さを一番実感できる場所はどこか、と言われれば、それは「岩山展望台」だろうと、僕は即答するでしょう。

 岩山展望台から見下ろす盛岡市街は、思ったよりずっと多くの緑が混ざっており、下界を車で走るだけではわからない魅力が視界にスッポリと納まっています。
 盛岡は、素晴らしきコンパクトシティなのです。

 盛岡に帰って来たのに、岩山からの景色を拝まないなんて、罰当たりというもの。
 というより、岩山展望台までのヒルクライムをしなければ本当に盛岡に帰ってきたことにはならないのではないでしょうか?

 と思っていながら、なかなか行けずにいまして、ダラダラと日は流れていたわけですが、このたび、県外で働いている弟が盛岡にロードバイクを持ってやってくるということで、折角だし、近いうちに行こうと思っていた岩山展望台ヒルクライムをに行くことになりました。

 なのですが、出発前の僕のヒザはカタカタと鳴っている状態です。
 なぜかというと簡単な話で、この岩山展望台という坂道は、地元人ならだれもが知っている「魔の激坂」となっており、過去のロードバイクを買った当時、その斜度の容赦なさにコテンパンに打ちのめされたことがあるからです。

 ちなみに、岩山展望台まで登ると言っても、大まかに分けて二つのルートがあります。
 国道4号を加賀野付近から登る「表ルート」と、国道106号(宮古街道)から登る「裏ルート」です。 
 一般的に知られるのは「表ルート」で、登る際に軽自動車ではエンジンが悲鳴を上げ、原付はほぼフルスロットルになるほどの激坂となっています。
 2年前のポッキーかプリッツのごとき僕の脚では、トラウマをお土産に持って帰るのが関の山でした。

 また、展望台を見に来たカップルや、岩山動物公園を見に来たファミリーに混じって、ガチンコヒルクライマーたちが時折やってきては、「『弱虫ペダル』を読んでなんとなくロードバイクを始めて見ました!ヘケッ!」と言っている僕のような舐めたニワカヒルクライマーの心を折りに来るスポットとしても僕の中では有名です。(過去に折られました)

 今回は、そんなかっこ悪いところを弟に見せるわけにはいかないので、僕も本気です。
 普段より、サドルバックの荷物を軽量化し、財布の小銭を減らしてから出発します。

 東に向かい国道4号に出て、そこから北上します。
 ラスボスは最後にとって置こうと思い、まずは「裏ルート」側を登ろうと、茶畑を東方向に曲がります。

 ここで、水分補給のためにコンビニ休憩。

 そして、コンビニで弟が補給している間に弟のロードを観察。
 弟の愛機は「ANCHOR」「RL8」
 国産メーカーブリジストンが出しているコストパフォーマンスに優れた一台ですね。
 メジャーに寄らないそのチョイスがナイスです。

IMG_8379

 なのですが、僕のロードと色かぶってるし、僕のロードよりランク高いし、僕のロードより色のセンスが良いところが許せません
 上位互換といった言葉が頭をよぎります。

 なんなんでしょうか。この弟は。
 「クソが!僕のロードと交換してください!」とお願いするのを兄としてグッとこらえました。
 「ナイスお兄ちゃん!」と心の中で自分を褒めてあげました。どうも三十路男子です。

 このコンビニで、僕が最近清水の舞台から飛び降りる気持ちで買ったデュラエースのホイールと弟の鉄下駄ホイールを交換してあげます。(デュラエースホイール購入の話はまた後日)
 比較的斜度の緩い裏ルートを軽々と登らせ、弟をホイール沼に沈没させるためです。
 弟よ、ハイエンドアルミホイールの乗り心地は良いか? そこが、ホイール沼の入り口だ。

 そして、岩山動物公園の標識が見えたところで左折。
 ここから裏ルートヒルクライムがスタートです。
 とはいえ、斜度は5%前後がユルユルと続くので、ゆっくりと登れば何も怖くありません。

 ただ、坂を見ると序盤に調子に乗ってしまう悪いクセが出まして、ややオーバーペースで登ってしまいました。
 「普段からロードに乗っていない弟を置いて行ってしまったかな?」と後ろをチラリとみると、ピッタリついてきています。
 少し悔しいですが、これもホイールの力かと自分を納得させます。
 でも、良いホイールにするとダウングレードしたときに違いがよくわかるなぁ。

 で、ラストだけスプリント勝負をして、息が上がりながら展望台に到着。

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 やっぱり、メチャクチャ景色良い!

 久々の岩山展望台からの景色は最高です。
 ここから見る盛岡が本当の盛岡だよなぁなんて思ってしまいます。

 ただ、一番高い展望台は修繕中かな?上に上がれませんでした。ちょっと残念。


 しっかり休憩をとってから、出発前に弟のロードから高級デュラホイールを剥ぎ取り、走行を再開。

 今度は、表ルートをゆっくりと下ります。
 こちら側は道が荒れているので30km/h以上出すのは危険ですね。

 で、石材店まで下りてきて、表ルートスタート

 我々が登り始めて少しして見知らぬローディーに遭遇しました。
 原色系のハデなサイクルジャージに身を包み、体重をしっかり絞っているであろうシルエットの年上であろう男性で、これから同じルートを登る様子です。
 彩度の高いジャージを着ている人は、なんとなく一定以上の脚力を持っている印象があります。
 まぁ、真っ黒なジャージを着ていても、「モーター付けてるだろ」ってくらいに早い人もいるので、ただの印象ですが。

 まぁ、世の中には、岩山表ルートなんて1杯では全く満足できず、わんこそばの如く「はい、ドーンドン」と激坂オカワリを繰り返すイキモノもいますので、そのような人を見たら「別の惑星の人だから仕方ない」とあきらめるしかありません。

 しかし、出来ることならば負けたくはないのです。
 序盤から全力でクランクを回します。

 鉄下駄をはいた弟を序盤で引き離してしまいました。
 しかし、後ろを見ている余裕はありません。
 我々が登っているのは盛岡でも有数の激坂。
 特に新庄浄水場から1kmほどが特にキツイです。
 ルートラボで見ると15%ほどしかないように見えますが、体感では20%以上の地点が何か所かあり、手を抜こうものなら、バランスを崩し足をついてしまうほどです。
 
 後半になると斜度はやや緩くなるものの、それでも10%は超えていそうな急な坂道です。
 後半は、淡々とリズムを崩さずに、それでも限界に近いパワーでクランクを回し続け、登頂成功。

 例のローディーには追い付かれずに済みました。
 ただ、心拍が上がりすぎて、喜んでいられません。

 例のローディーは、自分が到着した20秒ほど後に下から姿を現しましたが、また降りていきます。
 たぶん、既に何本か登っており、もう1本走るつもりなのでしょう。
 地力では完全に負けています。

 そして、ほどなくして弟も無事登頂。
 弟は、「ホイールの性能差ってヤツが少しわかった」とのこと。
 ふむ、ホイール購入まであと少しだな。

 そこから、記念撮影して、兄弟仲良く「喜盛の湯」に行ってきましたとさ。

 【ライド結果】
 距離:29.5km
 平均速度:12.4km
 獲得標高:920m
 消費カロリー:852kcal

 本日のルートはこんな感じです。


 詳しく見たい方は、こちらからどうぞ

 思ったより獲得標高がありましたね。

 ちなみに、弟は、このライドの2日後に新しいホイール買ってました。
 マビックのキシリウムだそうです。
 もっとホイール沼の深淵まで行ってほしいです。

今回はお花見ライドのご紹介です。

 盛岡に引っ越して来て、部屋の片づけやら生活環境向上やら何やらのバタバタが徐々に落ち着いてきたころ、夜はまだ冷え込むものの、昼は春らしいポカポカとした陽気が僕の何かをコチョコチョとくすぐります
 仕事で車に乗ってみると、平日にもかかわらず、雪の下から這い出るフキノトウ群生もかくやとばかりにローディーがクランクを回している姿がありまして、それを見た僕のロングライド欲なるものはハチきれんばかりに膨らむわけでして

100km以上のライドに出かけてぇなぁ!と思うのはローディーにとって必定なわけですよ。

 特に、冬は雪に閉ざされてしまい、愛車がただのオブジェか室内用フィットネスマシンになってしまう盛岡市民ローディーは、長い冬が終わると活動できる期間を一日でも無駄にしまいとする精神があるのだと思います。

 というわけで、放っておいたらいつの間にか手の平からこぼれ落ちる岩手の春風情を少しでも取りこぼさずに満喫するべく、岩手県内の桜で最も地名度が高いであろう北上展勝地の桜を見にました。

コースはこちら↓をご覧ください。



大きな画面で詳しく見たい方はこちらからもどうぞ


 コース全体としては
①起伏が少なく登りに自身がない人でも問題なく走れること、
②主要幹線道路を避けているので車通りが比較的少ないこと、
③ほとんど遮蔽物がないので、風の影響が大きいこと、
④東北本線からそんなに遠くないので、最悪でも輪行でエスケープできること、
が特徴だと思います。

 世の中の人は④を割と軽視しがちだけど、トラブルがあったときに帰れる手段があることは意外と大事なのです。プランBというヤツですね。
 「いやいや、タクシーで帰ればいいのに!」というブルジョア階級の方もいますが、小市民の僕にはマネができません。


さて、実際の道中ですが、
国道356号から国道456号に繋ぎ、線路沿いをしばらく走ります。

 ちなみに、この時の僕は自転車日和でテンションが上がった脳内麻薬ドーピングにより、「うっひゃあぁぁぁぁ!!田園風景と信号のないストレートさいこぉぉ!!」と叫びながら、巡行速度は35km/hと単独なのに上げすぎてます。(普段は25km/hほど)
 阿呆の所業ですね
 この時の僕は、そのツケを後半に支払うことは考えていないのです。

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新花巻駅を過ぎて宮沢賢治童話村付近でやや登りがありますが、全体通して5%付近の登りはここだけです。
童話村を下りきったT字路を右折し、国道283号を国道4号に当たるまで走り、国道4号を南下。
すぐに県道28号に入る小さな交差点があるので、左折します。

↓近所でも桜はすでに咲いています。見事なものです。
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 そこから先は直進なのですが、北上市に入ってすぐに絶景ポイントがあります。
 若干の登りがあったのち、眼下に北上川と開けた景色が待っていました。
 これまで北上川の近くを走っていたものの、あまり視界には入ってこなかったんです。
 うん!すばらしい!
 ちなみに、この約50kmの地点でも、まだ35km巡行が続いています。普段の僕なら、そろそろギブアップするころですが・・・
 脳内麻薬ドーピングの力は恐ろしいものです。

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そして、花見しに来た車のまったく動く気配のない大渋滞を横目にスルスルとすり抜け60km地点の北上展勝地に到着です。


↓桜を背景に一枚パチリ
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うむ!思ったとおり桜をバックにすると愛車が映える
(何しに来たんだろう・・・)

あとは折角なので、桜並木もパチリ
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その後は、到着がお昼ころで、お腹もすいたので出店で食事をしました。
さすがに、かなり混んでいる。

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個人的には牡蠣焼きも気になりましたが、販売単位が5個からで価格も1,000円とお高めなので、お餅、焼きそばなどでお茶を濁しました。
もっとガッツリ行けばよかったかも、と今になって思います。


さて、帰りは来た道を辿るだけなのですが、それだけなのですが・・・
全くスピードが上がりません。

それもそのはず、行きの高速巡行で既に脚は終わりかけているのだから!

また、来た時は新鮮な気持ちでテンションを上げてくれた田園風景も帰りは、テンションが上がりません。
全く同じコース走っているのだから!

それに加えて、向かい風が吹き始め、雨が降り、僕のテンションがガンガン下がります。

 まあ、ロングライドをしていると、このようなことはよくありますし、これまでのロングライド経験から、僕は一つの対処方法を編み出しています。
 まずは、ギアを落とします。個人的には目安は90rpmを無理なく踏めるくらいまで。
 そこからは、こまめにギアを変えながらケイデンスを一定に保ち、道の先を見つつも、道に焦点を合わせないようにして、後は心を無にします。

 美女に話しかけられたとき、テンパらないように相手に目を向けながらも、相手に焦点を合わせないテクニックと一緒です。
「この女性は、自分に話しけているわけではないし、自分も女性と話しているのではなく視線の先にある樹木と会話しているのだ!」と思い込むのです。

その要領で「ペダルをこいでいるのは自分ではない」と脳に思い込ませたときに奇跡が起こります。
スピードは決して速いわけではないものの、筋肉から来る苦痛がフッと消え失せるんです。

あとは、気が付いたらサイコンの数値が10km単位で増えています。
ね、簡単でしょ?

そんな具合で走っていたら、いつの間にやら盛岡市まで戻ってきていました。

↓うん!改めて見ると岩手山ってとてつもなくデカいな!
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ここまでくればあとは帰ってきたも同然です。
無事に自宅まで帰ることができました。

意外と道がよくて走りやすかったのがGOODでした。
今度は進路をちょっと変えて遠野まで行ってみたいな。

次回から序盤に飛ばさないように善処します!
(改善するとは言っていない)


【ライド結果】
距  離:119.1km
平均速度:22.9km/h
走行時間:5h12m
獲得標高:520m
消費カロリー:2,257kcal

今回は僕の乗っている相棒について簡単に紹介します。

メーカーは「SCOTT」で、型番は「CR1 30」の2014年モデルです。
素材はフルカーボンで、柔らかい乗り味が特徴の、いわゆる「コンフォートモデル」というやつです。


↓ この写真は購入当時のもの 黄色と黒のSCOTTカラーが映えますなぁ
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僕は、買ってから丸々3年間が経過した今でも初めて出会ったロードバイクがこれで本当に良かったと、神様に感謝している次第です。
なぜかって?

もうなんてったって激安だからです。

フルカーボンなのに定価約16万円を更にもう一声お安くしてもらって、なんと13万円で買えたのです。

SCOTTは、元々スキー用品のメーカーでその際に蓄積したカーボンのノウハウを自転車にも使用しているので、カーボンが得意なメーカーとのことですが、今の価値観から考えてもフルカーボンでこの値段はあり得ないとショップ店員さんはおっしゃっていました。

ですよね!
SCOTT本社のある西(スイス)と当時購入したY'sロード環八R1号店には足を向けて寝れません。
(嘘です)

でも、現在の「CR1 30」は当時よりが性能UPしたこともあり、定価189,000円(税抜)とのこと。残念!


ちなみに乗り心地について、詳しくお話すると、

 まず、乗り心地の柔らかさを一番に感じます。
地面からの振動が他のロードと比べて優しく、ハンドルやサドルから来る衝撃はパッドを1枚足したかと思うくらいで、焼きたてパンのようにフワッフワした感じ

 逆に、踏み込んだ際には速度がワンテンポ遅れて上がる感じ、キビキビ!というよりはマッタリ~としています。
そのため、スピードはケイデンスで稼ぐ形になりますが、これは、ヤワラカフレームの宿命でしょう。


まぁ、レースなんかに出る人にはあまりオススメしませんが、ロングライドにはかなり適していると思います。
自分はロングライドばっかりやってきたので、この自転車選びが大正解だったのです。

でも、もし2台目のロードを買うのなら、パッキパキのアルミフレームもよいのかもしれません。
うーむ迷うところだ。
明日、起きたら枕元にアルミフレーム完成車が置いていないものでしょうか?
コンポはスーパーレコードがいいです。

どうも
三十路男のむひっぴと申します

この度、ブログなるものを始めてみました

元々は盛岡が地元なのですが、仕事で東京に数年いて、その間にロード沼にハマり、今年盛岡に戻って来ました

ロードバイクにまたがって冒険をするのが大好きなのですが、googleで検索しても、岩手や盛岡のコースについて詳しく説明してるブログってないなぁと思い、なら自分で書けばいいじゃなという発想で書き始めました

こんなに気が遠くなるような広大な土地と血反吐を吐くような楽しい坂道がいっぱいあるのにもったいない!と思ってます

自分が走ったコースとか走る予定のコースとか、場所毎のグルメやら紹介できればいいなぁ(希望)

ロードが大流行中の昨今、今さら始める自転車ブログですが、生暖かい目で見て頂ければ、これ幸いです

岩手はガチの競技者ローディが山ほどいますが、自分はほぼ競技とは無縁の人畜無害なロングライダーですので、そこんとこヨロシクです!

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