みなさまこんにちは、むひっぴです。

 冒頭からオチを言ってしまいますが、5月20日に開催予定だった蔵王ヒルクライム2018は、当日に山頂の積雪があったため中止となりました。
 今年はこの大会に合わせて練習をしていたため、非常に残念です。

 まぁ、本当に大変なのは大会事務局側なんですよね。
 色々準備していたのに開催できず、参加費を返金するようなアナウンスもあったので、これまで準備にかかった費用はどうするんだろうと考えると自分のことじゃないのに胃が痛くなりそうです。

 今回は、行けるところまで写真を撮りながらのんびりライドをしたので、その記録をつけておきます。


 まず、時系列に沿ってお話をしていきます。

 前日は、体調に万全を期すため、開始地点に最も近いアクティブリゾーツ宮城蔵王に宿泊しました。
 宿はお安くありませんでしたが、まあ、大会当日朝にゆっくりできるのは大きいだろうと。
 15:00頃にチェックインして、部屋に入ってみてビックリ。広い!広すぎる!!
 デカいベッドが二つあるし、室内空間を考えると、4台ローラー練習ができちゃう位のスペースはある…
 これまでの人生で家族旅行を含めてこんなに広い部屋に泊まったことはありません。
 なんつー部屋を用意してくれたんだ…そして、一体なんつー名前の部屋なんだ…
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 そんな広い部屋の片隅を、せせこましく利用して大会当日の準備をしてから、普段の寝不足を取り戻すべく18:30に就寝。
 携帯を機内モードにして、だれも僕の眠りを妨げられない状態にします。

 次の日に、目が覚めて2:30。
 計測していた就寝中の心拍は45bpsとしっかり疲れが抜けてる感じ。
 余った時間でどこの地点をどのくらいの速度で走るかシミュレートし直して、ケータイいじって、二度寝して5:00。

 大会参加者用にホテル側が5:00から食事を用意するそうなので、食事会場まで移動。
 そして、食事会場前で見つけたのが、これです。
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 驚きすぎて、逆に冷静になってしまいました。
 ただ、残念だと思う反面、ちょっとホッとしていました。
 なぜかって、正直、目標タイムに届かない可能性が高かったからです。
 ちゃんと鍛えなおして来年にまた参加しようと思いました。

 心持ちが固まると、なぜか食欲がわいてきました。
 このホテルの朝食ビュッフェはかなりレベルが高く、おいしくいただきました。
 特に茶漬けの美味しさは群を抜いていたように思います。
 もはや、食べすぎてもデメリットがあまりなくなったので、茶漬けだけで3杯ほどいただきました。
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 部屋に戻ってちょっとゆっくり。
 窓から外を眺めると、確かに山肌は雪をかぶっていました。外もまだ曇りです。
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 受付付近は計測チップを返す人の行列ができており、参加証もそこで受け取れました。
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 セレモニーを行うはずだったステージでは、参加者の皆さんが記念撮影をしています。
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 何に使われる予定だったのか非常に気になる「ざおうさま」のホイールを履いたクロスバイク。
 まさか、「ざおうさま」が乗ってくるはずだったのだろうか。
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 だらだらした後に、大会事務局に確認してみると、標高1,300m辺りまでは登れるとのことでした。
 なので、このまま帰ってしまうのはさすがに味気ないと思い、とりあえずライド仲間と合流して登れるところまで登ることにします。
 ミラーレスカメラを背負って、マッタリ登ります。
 いつものスタート地点。

  ああ、空はこんなに青いのに。
  風はこんなに暖かいのに。
  太陽はとっても明るいのに。
  どうして、山頂は積雪なの。
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 大会であれば絶叫必至の開幕10%区間も、10km/hで登るなら心拍にも精神的にも余裕を持てます。
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 パチパチ写真をとりながら登っていると、あっという間に5km地点「滝見台」にやってきました。
 去年もここで写真を撮ったよなー。
 ツライ登りから逃避するため、写真撮影と銘打って足を止めたのを覚えています。
 相も変わらず、山中を叩いて流れる滝が見事です。
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 その後も、5~8%と若干緩くなったつづら折り区間を、マッタリと登っていきます。
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 その後もゲートをいくつか通っていって、「あれ?これ有料道路手前までいけちゃうんじゃね?」と思い始めた12km地点にて、とうとう通行止めのゲートが出現します。
 ここまでです。
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 そこからは、ダウンヒル。
 サクッと下りを楽しんで、下山します。
 下り寒い。

 そして、冷えた身体は温泉で温める。
 今年も「神の湯」にお世話になりました。
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 近くの神社にも寄って参拝してみましたが、雰囲気が良かったです。
 神様には「次年度は、無事蔵王ヒルクラムが開催されて、楽勝で目標タイムに届きますように」と、非常に個人的で一方的なお願いをしておきました。
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 そんなこんなで、マッタリ終わった蔵王ヒルクライムでした。

 今年の大会参加はおそらくこれで終わりにして、ここからは、仕事が繁忙期に入るまでロングライドに明け暮れようと考えています。

 「僕たちの本当の戦いはこれからだ!!」
 むひっぴ先生の次回作にご期待ください。