もういっこください!~盛岡の自転車乗りブログ~

 盛岡在住の管理人が、ロードバイクに乗って、好き勝手にロングライドかましつつ、コース紹介やらなんやら岩手県の自転車情報をつないでいきます。  ツイッターで更新報告もしています。ID:namasute8787

ツイッターで更新報告もしています。http://twitter.com/namasute8787

みなさん、お久しぶりです。

 仕事で繁忙期が到来し、しばらくブログ更新が途絶えていましたが、僕は生きています。
 現在、繁忙期は終盤ですが、なかなか自転車に乗る時間が取れない日々が続いています。
 これから雪も降って自転車に乗りづらくなってしまう…ツライ…

 とはいえ、更新していない間に、多少なりともチャレンジをしていたこともありましたので、ここに書き留めておきます。
 今回は、自転車ではなく、ランニングにおける挑戦のお話です。


 実は、僕は、少しだけランニングをしています。
 6年前に人間ドッグに行って、中性脂肪の値が危険域に達していると医者に告知された時から始めました。自転車にハマる前ですね。

 少しずつ走って、中性脂肪は半年もせずに通常値に戻ったのですが、その後も細々とではありますが、趣味として続けていました。
 大会にもちょっとだけ参加しており、実はハーフマラソンを完走したこともあります。
(ヒザの痛みから歩いた区間があるので厳密には「完走」ではありませんが…)
 そして、いつかフルマラソンを完走したいという野望を持っていましたが、トレーニングとをしてはヒザを痛めてしまい、中々走行可能距離は伸びませんでした。

 しかも、自転車にハマってからは、ランニングをする時間が確実に減りました。
 当時の私の走り方は、自宅からほぼ同じコースを毎回走って、タイムを少しずつ縮めていくというスタイルだったので、だんだんと飽きてきていたというのもあるかもしれません。
 急がなくても、自分のペースで漕ぎ続け、遠くの見たことのない景色を見て、美味しいものを食べに行くロングライドに魅せられてしまったのです。
 そして、普段からランニングの練習することはなくなってしまいました。

 そんなこんなで、しばらくランニングと疎遠だった僕ですが、ある時、職場仲間に大会出場のお誘いを受けます。
 大会名は、「東北・みやぎ復興マラソン2017」。
 兼ねてからの目標だった「フルマラソン完走」を達成する良い機会だと思い、軽い気持ちでエントリーを決めます。
 自転車のロングライドで壊れた僕の距離感が、なんとかなるだろうと囁いたのも理由の一つです。

 10月1日の大会に向けてコツコツとトレーニングを進めて行ければ良かったのですが、岩手県内を自転車で走り回ることに夢中になってしまい、練習を始めたのは9月頭。
 気が付けば、残り1か月。しかもカゼを引いている。
 これは、大ピンチ。

 ランニングをしている人にとっては常識なのですが、普段から走っていない人が本気でフルマラソンを「完走」しようとした場合、練習期間は概ね3か月必要となります。
 自転車と違い、ランニングは走る一歩ごとに全体重の衝撃・負荷をヒザと足で受けなければいけません。
 なので、1歩1mとして、42.195kmを走り切ろうとすれば、全体重以上の力を42,195回かけても壊れない、100人乗っても大丈夫なイナバ物置もビックリの足腰を作るという前準備が必要でして、ケガをせず、そこまで至るには、やはり時間が必要なのです。

 で、練習が不足している僕が、1か月前から追い付くためにどのようなメニューを考えたかというと、これまた頭の悪いメニューでして、
 1週目:ペース走(一定のペースで走る練習)を10km ×1回
 2週目:ペース走を20km ×1回
 3週目:ペース走を30km ×1回
 4週目:休養 →大会

 名付けて「1週間に10kmずつ伸ばせばいいじゃない」作戦です。
 この、練習をこなしている間にケガをしそうなメニューを行ったわけですが、3週目のメニューは20kmを超えたところでヒザが痛くなり、残りの距離は歩きでこなすことしかできませんでした。
 つまり、20kmを超える距離を走り切る足腰は作れなかったのです。

 ただ、練習を通して思ったことは、いくつかあります。
 ひとつは、自転車に乗る前より、長距離を楽に走れているということです。
 これまでは、10kmを超えると痛くなっていたヒザが若干頑丈になり、20kmまで持つようになっていました。「自転車とランニングでは使う筋肉が違う」と良く言われますが、自転車の筋肉も若干はランニングに流用できるのです。
 ふたつめは、岩手に来てから、信号にほぼ遮られない・風景の良いルートを確立したことで、これまでより練習が楽しくなっていることです。
 とはいえ、やはりフルマラソンを走り切るには実力は足りません。

 そんなこんなで、フルマラソンに挑む覚悟不足が証明されてしまったわけですが、そんな言い訳で延期されるわけもなく、大会の日は来てしまいます。

 そして、この語に及んでも、当時の僕は思っていたわけです。
 「なんだかんだいって完走できるだろう」と。
 どこまでも甘い考えだったわけです。

 さあ、こんな男が大会当日に何を感じるのか。
 とりあえず、今回の準備編の記事は、ここまで。

 次回、実走編に続きます。

みなさま、こんにちは

 盛岡も、ここ最近は夏が息を潜め、既に昼でもなんだか涼しい秋の空気が漂っていますね。
 セミの替わりにスズムシが鳴いてます。
 盛岡ってお盆過ぎれば秋だったなぁってことを思いだしました。
 そう思うと、東京の夏って長いよなぁ。感覚的には9月まで夏っぽい空気がありますよ。
 でも、秋が来るのが早い替わりに、盛岡は11月には完全に冬が到来し、自転車に乗れなくなるので、今シーズンのライドチャンスはそう多く残っていません。寂しい・・・

 そんな昨今、土曜日に一緒に飲んでいた自転車友達が「とりあえず自転車乗りたい!どこかに行きたいんだ!」と荒ぶって、「でも、100kmを超えるライドはご勘弁!」という注文を受けて酔っ払いながらルートを引いた結果、予想外なことに、ほぼ100kmグラスなみなみ一杯のジャストサイズなコースが完成しました。
 これは走るしかないと日曜日にライドに出かけたわけです。

 今回のコースは↓こちら↓になります。

 詳しくは、こちらからどうぞ。
 獲得標高も739mとある程度歯ごたえがあるものの、100kmライドにしては控えめとなっています。
 また、雫石から花巻に抜ける県道234号線を通るルートとなっており、旧道風情が味わえる仕様になっています。


 さあ、そんなこんなで日曜日。
 「朝9時に出発しよう!」と約束をして、宴も早めに切り上げ午後9時に就寝した僕ですが、次に目を開けて携帯の時刻を見ると・・・9時24分。(; ̄Д ̄)!?
 普段の疲れが出てしまったのか12時間以上爆睡をかました挙句、まだ眠い。
 友達に「今起きた」とラインを入れると、「スタートする?」と返信が入りました。
 お前は菩薩かよ。
 脳内に「今日はもういいか」という言葉がよぎりましたが、「どんなに億劫な朝でもサドルにまたがれば楽しい」という経験則もあり、準備を始めます。

 そんなひと悶着もありながら、友達からは、男2人が盛岡を出発したわけですが、ライドを初めて数分で不安を感じる光景が。
IMG_9470
 実は、2日前に避難勧告が出るほどの大雨が降って、近所の川が濁流と化していました。
 今回のコースはヒルクライムも入っているし、やや心配になりますが、まあだめなら引き返せばよいのです。こんな日の景色を楽しめるのもオツなものだと気楽に行きます。

 起き抜けでぼんやりした頭とエンジンがかかっていない身体のままペダルを回して、御所湖を超え、県道1号線を南下していきます。
 だんだん、頭がはっきりしてきたところで、県道234号に入るはずだったのですが、想定していない風景が出てきて一気に目が覚めました。
IMG_9377
 曲がり角からしてすでにやや神秘性を帯びておりなんだか童話の世界に入っていくようなワクワク感を覚えます。
 
三十路男二人が、はしゃいで写真を撮りまくる姿をさらすほどにテンションが上がってしまいました。
IMG_9379
 とはいえ、こんなところでまごまごしているのもロングライダーの名折れ。
 潔く出発しましょう。
IMG_9382
 整備状況は良く、なのに非日常感が強い、とても良い道です。

IMG_9384

IMG_9387
 自動車とすれ違う気配が全くねぇ(; ̄Д ̄)

 さらに道は山奥に進んでいきます。
IMG_9394

IMG_9392
 ここまで上流にくると、大雨後でも川が澄んでいます。心がキレイになった気がしました。
 しかし、同時に道を流れる水の洗礼も浴びます。ココロサラサラ、ジャージドロドロ。
IMG_9395

 そんなこんなで走っていると、気が付いたら、傾斜は5%を超え始めます。
IMG_9404
 5%だと思っていたら、山は本性を現し、斜度をどんどん盛っていきます。
 あれよあれよという間に、サイコンは最大斜度13%を指す激坂に突入していました。
 獲得標高が低いと高をくくっていましたが、歯ごたえのある上り坂です。
IMG_9410
 なんとか登り終えて、頂上で記念写真をパチリ。
IMG_9412
IMG_9414
 お前さんは、峰越峠っていう名前だったのね。

 撮影もそこそこにダウンヒルに突入。
 道の脇には落ち葉がたまっているので、風景を楽しみながらゆっくりと降りていきます。
IMG_9415
IMG_9429
 下り基調の道をユルユルと。
IMG_9438
 しばらく下っていくと、県道12号線にぶつかるので、左折。
 2車線道路を走るのは久しぶりな気がしてきます。

 IMG_9440
 こんな看板もありました。
 道を走っていてなぜか童話っぽさと感じる思ったら、宮沢賢治の舞台である「なめとこ山」の隣山を登っていたようです。
 あの道を走っているときに感じた不思議な感覚は、確かに宮沢賢治の小説を読んだときに感じるものに似ていました。
 以前、自動車で通った際には、ただ狭い道だと思っていましたが、自転車で走ると全く感じ方が違うのが面白いです。

 少し進んでいくと、豊沢湖が見えてきます。
IMG_9456
 先日の雨で水位が上がっており、ダムも豪快に放水をしていました。
IMG_9454
 さらに降りていき、鉛温泉までやって来ます。
 ようやく人いるところまできてホッとします。

 そして、ここにも宮沢賢治のトレードマークである山高帽とコートがありました。
 さすが花巻、宮沢賢治の出身地なだけあって、こんなところまで、アイテムをちりばめています。
IMG_9459

 そんなこんなしていると、時刻はすでにお昼を過ぎており、食事できるところを探していたのですが、国道12号線沿いにちょうど良い食事処がありました。
 お店の名前は「おがた」というそうです。IMG_9466
 店内の雰囲気は、一言でいえば、おばあちゃんちにいるような居心地です。
 実際、70代ほどと思われる上品な女性が一人で切り盛りしており、店内はゆったりとした優しい空気が流れています。
 注文したのは、「肉そば(おがた牛)」
IMG_9465
 味としては、牛とタマネギの出汁が十分に活かされたツユと、しっかりコシのあるそばにの相性がよく最高に美味でした。
 別のメニューも頼みたいので、僕はまた来ると思います。
 後は県道13号を無心でこいで帰りました。
IMG_9469

 終わってみると、岩手のポテンシャルの高さを見せつけられる良コース。
 まだまだ、岩手には素晴らしいコースがあるんだなぁと実感した次第です。

みなさん、こんにちは

 最近は、雨ばかりで中々ライドに出かけられず、フラストレーションが毛穴から噴き出るのではないかというほどたまっています
 やっぱり、自転車は自分の精神衛生上に必要なものなんだなぁと改めて実感した次第です。

 そんなこんなで、自転車に乗りたい欲がギリギリまで来ており、これ以上我慢できないので、連日の雨の合間を縫って鶯宿に行ってみました。
 今回の目標は、雫石から鶯宿を通過して沢内に抜け、西和賀を南下し、更になめとこラインを抜けて北上市まで行くことです。
 ちなみに、このルートは銀河100kmマラソンをリレーの部で走った際に、こんな静かなところを走りたいと思い引いたものです。
 岩手県内を探せば、なかなか人が通らない、こんなルートあったのかという道路が多く存在します。 
 なんだったら、グーグルマップで確認しても今回のルートの一部は途切れており、私も銀河100kmマラソンに参加していなければ、こんなルートは思いつきもしませんでした。
 こんな道があるところに岩手の懐の深さというか底知れなさが垣間見れるというものでしょう。

 自走で帰ってくれば180kmほどのロングライドになりますが、天候不順やらなんやらで2週間は自転車をこいでおらず、自分の脚力が心配なので、輪行バッグを持っていきます。
 北上まで到達できれば輪行できるって寸法です。

 今回の目標ルートは↓こちら

 詳細はこちらをご覧ください。


 さて、久々のライドに胸を躍らせていた私ですが、いざ出発と家を出た6:00には、外の空気はしっとりとしており、雲がそのまま降ってきたように朝霧が立ち込め、空気もひんやりとしています。
 少し走ると小雨も振り出し、今回のライドに対しても暗雲が立ち込めるようです。
  IMG_9329
 雨が降り出したら無理せずに引き返そうと思いながら、クランクを回し続けます。
 それにしても、クランクが重い。平地でもなかなか思ったような速度がでません。
 久々だからそう感じるのかもしれないと最初は思っていましたが、よくよく考えると自分はそもそもそんなに早くなかったことを思い出し、勝手に納得していました。
 霧の御所湖を抜け、雫石商店街を抜けたところから銀河100kmマラソンのコースに乗り、鶯宿方面へ向かいます。
IMG_9330
 そして、鶯宿をやや過ぎたところで、この看板を見かけました。
 見てみると、「工事中で沢内方面に抜ける道路は9km先から全面通行止めだよ」とのこと。
IMG_9333
 9月30日まで通れないとは・・・非常に残念です。
 そして、これまで肌に若干感じる程度だった小雨も、徐々に強くなり霧吹きを常に浴びている状態まで強くなってきました。
 ここで引き返すことも考えたのですが、久々のライドだし、先の景色が見たくなって、なおも進んでいきます。
 晴天の青空の下を走るのも非常に爽快で気持ちよいのですが、小雨が降る湿った空気の中を走るのも、草木や道路が曇天の鈍色を反射して、冒険している感が強くなるので私は嫌いではありません。

 雨に濡れた神社も非常に良い味を出していました。
IMG_9335
IMG_9338

それから先も、道路にコケが生えたどこか退廃的な、どこかに連れ去られていってしまうような、不思議な雰囲気を感じる景色を堪能します。
IMG_9348
IMG_9358

 そんな感じでキョロキョロしていたら、ガツッ!と何かを踏んでしまいます。
 そして、そのあとに聞こえるプシュー!という勢いの良い音。
 残念なことに、そこそこ大きな石を踏んでしまった拍子にチューブパンクをかましてしまいました。
 幸いなことにタイヤ自体は無事なようです。
 替えのチューブを持っていたので、チューブ交換をして事なきを得ましたが、次にパンクした場合は、もう替えチューブがありませんので、それなりに人里離れた道に立ち往生をかましてしまいます。
 どちらにしても、今回のライドはここまでのようです。
 ただ、とりあえず、通行止めの場所までは行こうと思い、慎重に進んでいきます。

 鶯宿ダムを超えた先は登り区間となり、5~10%の坂が続きます。
 徐々に上がっていく斜度がとてもキツイところでした。
IMG_9345

 登り終えると、とうとう通行止めにぶち当たりました。
IMG_9343

 9月末まで、このコースは使えないんだと思うと少し残念ですが、仕方ありません。
 ここで引き返します。


 帰りに、自分が踏んでパンクした石を思い切り蹴飛ばしてから帰りました。
IMG_9356


 途中までしか走れませんでしたが、今回のコースの秘境っぽさは随分と高い数値をはじき出しており、純粋にまた走りたいと思いました。
 10月にまた、銀河100km逆走コースリベンジを目指して頑張りたいと思います。
 ちなみに、ランニングでも銀河100km完走を目指して練習中なのです。そちらについては、またの機会に書きたいと思います。

↑このページのトップヘ